小児の目の病気には、主として以下のものがあります。
|
(1)弱視
(3)睫毛内反症
(5)白内障・緑内障
(7)色覚異常 |
|
(2)斜視
(4)先天性鼻涙管閉塞
(6)未熟児網膜症
(8)腫瘍 |
|
小児は成人と違い、視力や遠近感が未熟なため、同じ病気であっても成人とは異なります。
生まれたばかりの子供の視力は0.02程度しかなく、3歳後半で1.0の視力となります。その間、両目でものを見てピントを合わせる練習をします。
そのため、病気によって弱視になる可能性が高くなります。ただし、そのときにめがねなどを用いた視力の矯正によって、視力が向上するものは弱視とはいいません。弱視とはどのような矯正器具を入れても一定の視力に向上しない状態をいいい、一般的には0.3未満をさします。
子供にはめがねをかけさせたくないという声を聞きますが、子供の場合には、弱視や斜視のためにめがねを利用しますので、めがねが重要な治療用具といえます。
※当院では、視能訓練士が6名在籍しており、斜視弱視の治療に力を入れております。 |
|
|
|